
おもちゃ、ぬいぐるみ、プリント、学用品…。
リビング横の和室が気づけば足の踏み場もないほどモノであふれ、「今日もまた片づいてない…」とため息をついていませんか?
「今は子どもも小さいし仕方ないよね」と思う一方で、
「本当はもっとスッキリ使いたいのに」
とモヤモヤしている方も多いはず。
今回は、小学校入学を機に「和室を子どもの準備部屋として整えたい」というご相談をいただいた事例をもとに、子どもと一緒に片づけを進める3ステップと、声かけのコツをお伝えします。
和室が片づかない本当の理由

和室って遊び場、勉強する、着替える、準備をする、などいろいろな用途に使えるので、気がづくとモノが集まりやすい場所なんです。
おもちゃ、絵本、ぬいぐるみ、ゲーム機と、教科書や学校用品がごちゃごちゃになり、毎朝アレがない、コレがない!とバタバタ…。
でも、原因は「片づけられない」ことではなく、役割が決まっていない部屋であること。
つまり、
「この部屋は何をする場所か」
が明確になっていないんです。
子どもと片づける前に│まずはこの一言を

お子さんが使う部屋なので、一緒に片づけるように声かけをします。
要る?要らない?と聞くと、全部「要る」と言います(笑)
なので、次の言葉を伝えてみてください。
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この部屋をどんなふうに使いたい?
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自分で考えることで、「これは自分の場所なんだ」と意識が芽生えます。
「ここで宿題したい!」という声が出てきたら、
「じゃあ、どうしたら勉強しやすいかな?」と
未来を一緒に想像することが、片づけのやる気にもつながります。
親子でできる片づけ 3ステップ

✅step1│
おもちゃの見直しを一緒にやる
・今、遊でいるもの
・残りは一時保管するもの
・処分するもの
に分けていきましょう。
「全部いる!」と言いがちなお子さんには、一時保管を提案すると◎。
選んだおもちゃだけで満足か、あとでやっぱり…と感じるか、
子ども自身が判断する時間を持たせることがポイントです。
✅step2│
”ぼくの(私の)置き場”をつくる
ランドセル、教科書、文具、習い事の道具など…
自分専用の定位置(モノの住所)をつくることで、自然と責任感が育ちます。
「ここに置いてみる?」と提案しながら、一緒に決めていきましょう。
普段は多少散らかっていても、自分で整える力の土台になります。
✅step3│
お子さんと”使い方のルール”を決める
例えば…
-
筆記用具はこのケースへ戻す
-
おもちゃはこのカゴへしまう
など、少ないアクションでできる仕組みを一緒に作ってみてください。
自分で決めたルールは、守りやすく、続けやすいものです。
「子どもに片づけてほしい」親にできること
「片づけなさーい!」と怒ってもなかなか動いてくれないのは当然のこと。
それよりも、
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自分で使う
-
自分で決める
-
自分で片づける
この“自分で”を繰り返すことで、子どもに「できた!」の経験が増えていきます。
片づけは子どもの自立への第一歩なんです。
【実例紹介】
小学生の男の子と一緒に片づけサポート

今回ご相談いただいたご家庭では、小学1年生になった男の子と一緒に、和室を「準備部屋」として整えました。
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収納ラックを置く場所のサイズを測ってランドセルラックを提案
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教科書やハンカチ、ティッシュなど、毎日の準備物をまとめて置ける場所を確保
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勉強机はまだ不要とのことで、先々も使い回せるシンプルな棚をおすすめ
はじめは「ぼく、もうつかれた…」と言っていたお子さんも、最後には一人で2階から掃除機を持ってきてくれるほど!
集中力が切れたタイミングでは「ここまでできたらおやつにしよう」と声かけを工夫することで、楽しく最後までやりきれました。
まとめ
和室を子どもの成長に合わせて整える

リビング横の和室は、子どもの成長とともに形を変えていける貴重な空間です。
今のぐちゃぐちゃは、“親子で整えるチャンス”でもあります。
ひとりで悩む前に
プロと一緒に、親子で片づけてみませんか?
「どこから手をつけたらいいか分からない」
「子どもと一緒にやるのが難しそう」
「途中で投げ出しそう…」
そんなときこそ、プロと一緒に片づけるとスイスイ進みます♪
私自身、2人の息子を育てた経験から、親子で楽しめる片づけをサポートしています。
「やってみたいな…」と思ったら、まずはお気軽にご相談くださいね✨